投稿日時 2025-06-23 00:25:51 投稿者 ![]() Nuit et verre このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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“輪郭”の記憶を注がれた一杯を前に、青年は静かに佇む。 その味には確かに“彼女”がいた。笑い声、風の音、並んで歩いた影。 けれど顔も名前も、霧の向こうにあるまま——。 カウンターに置かれた空の小箱は、かつて預けた大切な何かの象徴。 思い出せそうで、どうしても届かない。 それでも、心には温もりが残っていた。 |
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